イオン銀行とセブン銀行が来年にデビットカードを発行することをリリースしました。
イオン銀行は既にVISAデビットのデビットカードを発行しており今回はJCBデビットに対応したものとなります。
セブン銀行は詳細が見つからなかったので何とも言えませんがこちらもJCBに対応したデビットカードになるのではないかと思っています。
しかしこの2行が相次いでデビットカードを発行すると発表した背景は何でしょうか?
それはずばり金融庁の規制緩和によるもの以外考えられません。
スーパーのレジで預金を引き出せるようになる
先日、朝日新聞での記事
上記の記事の内容を簡単にまとめると
金融庁は、スーパーなどのレジでもキャッシュカードで口座から預金を引き出せるよう規制を緩和する。
ということ。
クレジットカードを使いたくない層というのは一定数いるので、その層にデビットカードを訴求しながらも自グループの銀行を使ってもらうために行うと見るのが妥当な線ではないでしょうか?
上記の金融庁の規制緩和の発表があった時から絶対にイオン銀行とセブン銀行はあらたにデビットカードを発行するだろうとは思っていました。
その時に書いておけばよかったな~・・・。
あとがきだと信じてもらえないこともあるので。
レジ負担が増える可能性
レジでお金が引き出せるようになるとやはり問題視されるのが更にレジで待つ時間が増えるのではないか?ということ。
レジに並んで前で精算をしている人が小銭を財布から探す様にイライラした人も大勢いるでしょう。僕もたまにあまりにもゆっくりしすぎているとついついイライラしてしまいます。
それなのに更にレジでお金をおろす人が増えれば想像に難しくありません。
でもこれは顧客側の視点。
もう1つが会社側の視点として問題があります。それはレジ準備金を多くする必要性があるということです。
開店前のレジは釣り銭準備といって、釣り銭をいくら用意するか決められていて今までの経験からこれぐらいあれば足りるだろうという金額を入れておきます。
しかしレジでお金を引き出せるようになったらその分を考えてレジの釣り銭を準備しないといけません。
こうなると店にお金を滞留させる機関が増えてしまうというデメリットもあります。
それでも大手、イオンやイトーヨーカ堂、セブン-イレブンなら利用者が増えることでの売上確保のほうが大きいと見たのでしょうね。
イライラさせないためにも電子マネーかクレジットカードを
人を待たせても全く関知しない人というのはいますが、多くの方はやはり待たせるのは悪いと思ってしまうでしょう。
それなら電子マネーからクレジットカードで支払えば現金に比べて待たせる必要性はありません。
イオンもセブン&アイも電子マネー及びクレジットカードを発行しているのですから、どちらかを使ってスムーズに会計をして後ろに並んでいる人をイライラさせないようにしたいですね。
クレジットカードだと一瞬でも借金状態になるのが嫌だという方でもイオンのWAONやセブン&アイのnanacoは先払いが基本の電子マネーなので切り替えてみてはいかがでしょうか?
なお、よりお得に買い物をしたいということであればそれぞれが発行しているクレジットカードを持った方がよりお得なんですけどね。
以上、イオン銀行とセブン銀行がデビットカードを発行を発表したという話題から金融庁の規制緩和についての話題でした。